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マネキン (1988年)

現代のフィラデルフィア。あるマネキン工場で働く青年ジョナサン(アンドリュー・マッカーシー)は、自分の力を全てふりしぼって一体のマネキンを創り上げるが、アーティスト気質の彼を嫌ったオーナーは彼をクビにしてしまう。以後、あらゆる職を転々とするジョナサンだがどこも長続きしなかった。ある日、通りかかったウィンドーの中に彼の創ったマネキンを発見するジョナサン。突然起こった看板落下事故から老女を救ったジョナサン。その老女がデパートのオーナーだったことから社員にやとわれることになった。そのデパート、プリンス・アンド・カンパニーは、近くのイルアストラというデパートに客をさらわれており、客足がさっぱりであった。ジョナサンに仕事を与えたリチャード(ジェームズ・スペイダー)は、実はイルアストラに通じているスパイだった。自分の創ったマネキンが気になっているジョナサンは、ウィンドー・ディスプレイ担当のハリウッド(メスハック・テイラー)と知り合う。マネキンに見とれていたジョナサンに、何と、そのマネキンが語りかけた。そのマネキンは、エジプトの王女でエミー(キム・キャトラル)と名のった。
●監督 マイケル・ゴットリーブ


人形と恋愛関係になる男映画 その①
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どう考えても変態ですよね。
普通に製作したら、サイコパス映画になるのだが、80年代のハリウッドは、こんな変態的映画までしっかりラブコメ映画に仕上げたのである。
しかも、オサレなトレンディー(古い)映画史に残る作品にまでなっている。
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マネキンに惚れるジョナサン
マネキン製造工場で働く若者ジョナサンは、マネキンの製作に1ヶ月に3、4体作る制作速度。
普通の人は1日で3,4体作るのです。
ジョナサンはもともと彫刻家志望なので、マネキンの身体を組み合わせることに異常なまでにこだわりを持っている。
そこで1体の完璧なマネキンを完成させるが、こだわりすぎてクビになっちゃう。
その後いろいろな仕事をするものの長続きせず、ある時、プリンセス・デパートで例のマネキンがディスプレイされているのを発見。見入ってしまうジョナサン。
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一応、彫刻家志望であり、自分が仕上げたマネキンということで、変態度は少し下がったのではないでしょうか。
幸運なことにそのデパートのディスプレイ担当になったので、そのマネキンとイチャイチャできるわけです。
でも別にマネキンに恋をしているわけではない。(と信じたい)
そのマネキンが人間のように動き出してエミーと名乗ったから、さあビックリ。
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まだそこまで恋をしているわけではない。(と信じたい)
エミーはエジプトの王女ということだが、彼女の発案のディスプレイ作品が大ヒット!
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その能力も相まってジョナサンはエミーに完全に恋したのです。
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ヒロイン、マネキンのエミー
エジプトの王女であったエミーは、時代にそぐわないアクティブな性格だった。
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女性が冒険するなど有り得ない時代に描いていた夢、それが「空を飛ぶ!」ということ。
その夢を叶えてくれる神様がいた。
突然の雷鳴と共に、エミーは1988年のフィラデルフィアのマネキンに憑依したのである。
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これがオープニングのエピローグなのだが、伏線としては、冒険や空を飛ぶこと。
しかし本編で最も才能を見せたのは、マネキンのディスプレイデザイン能力。
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なぜエジプトの王女がそういう才能があったのかまったくの謎。
空を飛ぶことは、この世界で叶ったのだが。
「空を飛ぶ」とは晴れた屋外で空を見ながら飛ぶ、というイメージなのだが、なんとデパート内にあったパラグライダーで、数階上から1階まで舞って降りただけ。
紀元前時代生まれの人の感覚ではそれでいいのかもしれないが…おい、それでいいのか?
冒険に関しては、まったく叶いませんでした。
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ひょっとして憑依する場所や時代を間違えたのでは?

お約束なサブキャラ
優しいお年寄り社長、オカマな黒人同僚、イジワルな上司など、80年代ラブコメ映画のお約束なキャラがそのまんま。
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どんでん返しとかないので、初登場した時点でのそのままのキャラです。
ちょっと変わっているのが、ジョナサンの彼女ロキシーの扱い。
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ジョナサンが仕事をクビになっても応援してくれる優しい彼女。
ライバルのイスアストラ・デパートで勤務しており、ロキシーの上司からセクハラの日々を耐える毎日。
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そんなジョナサンを支えるキャラかと思ったら、エミーが登場してからはジョナサンはエミーに付きっきりなので、ロキシーは放置プレイ。
イスアストラはプリンス・デパートを買収しようとしているので、弱味をつかみたい。
そこで目をつけたのが、マネキンとなんか怪しいと噂のジョナサンを陥れる作戦。
ロキシーもその作戦に乗り、その挙句、上司とHする始末。
ジョナサンのせいでヒロイン枠からビッチ枠になってしまいました。
こういう展開は、実は80年代から90年代のラブコメ映画でありがち。
現代のラブコメの方が、ヒロイン候補はいつまでも健気だったりするように思う。
昔のラブコメの方が、人間関係は残酷よね。

G・W・ベイリー
プリンス・デパートの夜間警備長のフェリックス役がG・W・ベイリー。
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「ポリス・アカデミー」の鬼教官としてダメ警官候補生をイジメるハリス教官。
懐かしい!
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相棒として連れて歩くブルドックのランボーが可愛い。
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ハラスメントの嵐
今では考えられないほどのハラスメントが劇中繰り広げられます。
セクハラ、パワハラなど。
コメディ映画にしては多すぎるような犯罪。
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デパートが物語の舞台なので、器物破損、暴力行為、スパイ行為がめちゃくちゃ多い。
コメディ要素の単なる失態として演出しているのが時代のおおらかさ(?)を感じます。

愛はとまらない
今作をトレンディーなラブコメ映画として盛り上げたのは何といっても主題歌の「愛はとまらない(Nothing's Gonna Stop Us Now)」
シンセドラムから始まるこのPOPな洋楽は時代を感じさせるが今でも名曲。当時を思い出させる曲です。
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エンドロールでしか使われないんだけどね。
ちなみにどらごんづ★は、映画を知る前にこの曲を知ってリピートしまくった曲なので、あまり「マネキン」=「愛はとまらない」という印象は薄い。
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PV?
80年代のラブコメは音楽に合わせて、謎のファッションショーや、鑑賞者が知らずに話が流れてしまうPV的シーンがある。
今作はまだデパートのディスプレイなので、まだわからんでもないかもしれない。
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ダンス映画であるのもまわわかるけど、当時のスタロン作品の「ロッキー4」「コブラ」「オーバー・ザ・トップ」やマイケル・J・フォックスの「摩天楼はバラ色に」まである。

ああいうシーンが流行ったのは、音楽と映画を強く融合して、映画と同時にサントラも買ってもらうという商業的意味合いだったのかな?
ちなみにああいうシーンでの映画史№1は「トップガン」のビーチバレーかな?

90年代に「マネキン2」があるけど、今作と直接の続編でもないし、そもそもソフトもないし、あっても観る予定もないです。
「今の時代でリメイクしたら」
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と思うと、どこまで行っちゃうのか、と ちょっとヤバめの期待しちゃうかも。
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